社会人基礎力の「シンキング(考え抜く力)」を鍛える講座 【思考例4】

 

社会人基礎力講座」第3回が終了しました。

本日は、当日の題材を用いて、この講座で私たちがどういった思考力トレーニングを行っているかご紹介したいと思います。

重複しますが、基本的には、以下の3つのステップでニュースを深堀していくトレーニングをしています。

Step1;対象とする記事の内容や背景などの整理
Step2;記事の中の注目するポイントや本質の検討
Step3;周辺領域への影響とビジネスとしてのチャンスやリスクへの考察

トレーニングですので、繰り返しいろいろなテーマで考えてみることが重要です。

今回は「社会人基礎力講座」の第3回目で使用したニュースについて、同じように思考例を見て行きたいと思います。

 

 

ニュースとして報道されている内容、ポイントを整理する

Step1;対象とする記事の内容や背景などの整理

 

2017年9月1日の日本経済新聞の朝刊で以下のような見出しの記事がありました。

小学館の「小学8年生」 世界初 付録はロボ
プログラミング「予習」に
(電子版で元の記事を読む)

 

ちなみに、小学館のリリースはこちら

この記事の内容、ポイントを整理すると、以下のようになるかと思います。

 

・出版不況下における新たな試み(付録が付録でなくなり販売単価アップ)
・2020年の公教育への必須科目化への流れ(社会情勢の変化への対応)
・小学生向け雑誌からの脱却(本質は子供ではなく大人への訴求)
・ロボットそのものよりロボットの使い方(プログラミング)を訴求

 

 

「なぜ?」の癖をつけるようにする

Step2;記事の中の注目するポイントや本質の検討

 

そして、次はこの記事が伝える本質を探っていきます。「なぜ?」を繰り返してください。

 
・雑誌付録の位置付けの転換(組み立てというモノから開発というコトへ)
・ロボット×ゲーム要素という遊び心と学びの融合(ゲーミフィケーション的発想)
・2020年の必須化に向けた攻めの姿勢(小学生プログラミング学習≒小学館ブランド)
・先に大人(親)の関心を引くことで子供への普及を狙う

 

この記事の本質は、こんなところでしょうか。

 

 

それによる影響は誰がどう受けて何がどうなるのか?

Step3;周辺領域への影響とビジネスとしてのチャンスやリスクへの考察

 

それでは、ビジネス面ではどんな展開が考えられるでしょうか?

 

・これから先プログラミングの学習ニーズ→塾が拡大(英会話教室並みまで)
・公教育で教える人のアサイン(派遣など)にビジネスチャンスがある
・公教育で教える人(学校の教員)への育成/研修サービスが出てくる
・ロボットを使ったゲーム開発に関するプログラミング学習のバリエーション拡大
・プログラミングに活用できるプログラム要素の取引マッチングビジネスの機会
・ロボットを使ったゲーム開発に関するイベント増加(ファミリー向けイベント、販促)・ロボットではないリアル(例;プロジェクションマッピングなど)が付録につく
・クロスワードやクイズの代わりにプログラミングでの賞品/賞金サービス
・スマホのようにロボットにつけるアクセサリービジネスにチャンス
・プログラミングスキルアップによる小中学生起業支援サービス

 

このほか、プログラミングスキルのアップ、普及によって、以下のようなビジネスへのリスクも考えられます。

 

・従来型の大人向けパソコン教室やプログラミング教室は下火
・ITサービスも安価×簡易な提供サービスは下火

 

いかがでしたでしょうか?

 

このように、広く、深く、思考力トレーニングを進めていくことができます。

ここに挙げたのは思考例ですので、あなた独自の創造力をどんどん膨らませてください。

「もっといいビジネスチャンス/リスクを思いついた!」という方は是非オンラインブレストにチャレンジしてみてください。

もしやり方がよく分からない場合は、グループでトレーニングできる「社会人基礎力講座」を開催していますので、ご参加も検討してみてください。
 

ちなみに、社会人基礎力講座第1回目のテーマはソニーのリカーリングビジネス
社会人基礎力講座第2回目のテーマは料理男子向けSNSでした。